レッドクローバーの効果効能
レッドクローバーはマメ科の多年草で、和名はムラサキツメクサまたはアカツメクサと呼ばれています。レッドクローバーの有効成分は大豆と同様にイソフラボン類(ビオカニンA フォルモノネチン プラテンセイン)で、イソフラボンは女性ホルモン「エストロゲン」に似ているので「ファイトエストロゲン」と呼ばれています。このためレッドクローバーは女性がホルモンバランスを崩した時に起こる生理不順や生理痛、更年期障害などの症状を和らげてくれます。
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レッドクローバーのイソフラボン効果
レッドクローバーの有効成分であるイソフラボンはフラボノイド(ファイトケミカル）の一種で、ソラマメやエンドウマメなどのマメ科の植物、特に大豆に多く含まれています。イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た構造をしているので、「ファイトエストロゲン」とも呼ばれていて、閉経後の女性の健康を損なうことなく、維持してくれます。この他イソフラボンとカプサイシン併用による、育毛効果もあります。
イソフラボンの主な働きは4つあります。
レッドクローバー含有のイソフラボンによる更年期障害の緩和
イソフラボンには「弱いエストロゲン作用」があるます。閉経後の女性は急激に女性ホルモンの「エストロゲン」が減少してホルモンバランスを崩して、更年期障害を引き起こしますが、イソフラボンを摂取することにより、ホルモンバランスを回復して、更年期障害を軽減してくれます。
レッドクローバー含有のイソフラボンによる骨粗しょう症の予防
骨粗しょう症の原因も、閉経後の女性ホルモン「エストロゲン」の減少です。「エストロゲン」は骨からカルシウムを溶け出すのを防いでくれますので、閉経後の女性は骨粗しょう症になりやすいのです。「弱いエストロゲン作用」があるイソフラボンを服用することにより、骨粗しょう症の予防が期待できます。
レッドクローバー含有のイソフラボンによる心臓病や脳梗塞の予防
イソフラボンには二つの相反する特徴を持っています。それは「弱いエストロゲン作用」と、「弱い抗エストロゲン作用」です。「弱い抗エストロゲン作用」とは、血管を拡張して血液の流れをよくする作用です。
「弱いエストロゲン作用」の方は、肝臓に入って悪玉(LDL)コレステロールの分解を促進します。そのうえイソフラボンには抗酸化作用がありますので、悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぎます。
イソフラボンの３つの作用により、動脈硬化を防ぎ心臓病や脳梗塞の予防が期待できるのです。
実際に京都大学名誉教授の家森幸男博士の疫学調査により、尿中のイソフラボン値の高い地域ほど、心臓病の発生率が低いことが明らかにされました。
レッドクローバー含有のイソフラボンによる乳がんや前立腺がんの予防
がん細胞が増殖し転移するには、がん細胞に栄養や酸素を供給する血管が必要です。このがん細胞のための血管の合成を、「血管新生」と呼びます。イソフラボンはこの「血管新生」を防ぐ働きがありますので、がんの予防が期待できます。
イソフラボンのがん予防に関しても、家森幸男博士は疫学調査を行い、尿中のイソフラボン値の高い地域ほど、乳がんや前立腺がんなどの性ホルモンに関するする、がんの死亡率が低いことが確認されました。
ここで注意事項があります、それは乳がんを発症した場合は、「エストロゲン」の摂取によりがん細胞が増殖することです。イソフラボンの服用により乳がんが悪化するかは、研究者によって意見が分かれていますので、乳がんの患者の方や、経験した方はイソフラボンは、摂取しない方がいいと思われます。
レッドクローバーに含まれるビオカニンAとフォルモノネチンの効果
イソフラボンを一番多く含む食品は大豆ですが、レッドクローバーに含まれるビオカニンAとフォルモノネチンという２種類のイソフラボンは大豆に含まれていません。
この２種類のイソフラボンの特長は選択的エストロゲン調整物質と呼ばれ、エストロゲンの分泌に関して、促進と抑制のどちらの作用も持っていることです。
改善が期待できる症状
レッドクローバーの有効成分
ビオカニンA フォルモノネチン プラテンセイン イソフラボン
レッドクローバーの飲み方
1日40mg～80mgを食後に服用してください。ワルファリンなどの血栓症治療薬との併用は避けてください。
