-イソフラボン(大豆イソフラボン)-


イソフラボン(大豆イソフラボン)

イソフラボン(大豆イソフラボン)の効果効能

イソフラボン(大豆イソフラボン)はフラボノイド(ファイトケミカル)の一種で、ソラマメやエンドウマメなどのマメ科の植物、特に大豆に多く含まれています。イソフラボン(大豆イソフラボン)は女性ホルモンのエストロゲンと似た構造をしているので、「ファイトエストロゲン」とも呼ばれていて、閉経後の女性の健康を損なうことなく、維持してくれます。

この他イソフラボン(大豆イソフラボン)とカプサイシン併用による、育毛効果もあります。

イソフラボン(大豆イソフラボン)の主な働きは4つあります。

1.更年期障害の緩和

2.骨粗しょう症の予防

3.心臓病脳梗塞の予防

4.乳がん前立腺がんの予防

以下イソフラボン(大豆イソフラボン)の主な4つの働きについて解説します。


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1.更年期障害の緩和

イソフラボン(大豆イソフラボン)には「弱いエストロゲン作用」があるます。閉経後の女性は急激に女性ホルモンの「エストロゲン」が減少してホルモンバランスを崩して、更年期障害を引き起こしますが、イソフラボン(大豆イソフラボン)を摂取することにより、ホルモンバランスを回復して、更年期障害を軽減してくれます。

2.骨粗しょう症の予防

骨粗しょう症の原因も、閉経後の女性ホルモン「エストロゲン」の減少です。「エストロゲン」は骨からカルシウムを溶け出すのを防いでくれますので、閉経後の女性は骨粗しょう症になりやすいのです。「弱いエストロゲン作用」があるイソフラボン(大豆イソフラボン)を服用することにより、骨粗しょう症の予防が期待できます。

3.心臓病や脳梗塞の予防

イソフラボン(大豆イソフラボン)には二つの相反する特徴を持っています。それは「弱いエストロゲン作用」と、「弱い抗エストロゲン作用」です。「弱い抗エストロゲン作用」とは、血管を拡張して血液の流れをよくする作用です。「弱いエストロゲン作用」の方は、肝臓に入って悪玉(LDL)コレステロールの分解を促進します。そのうえイソフラボン(大豆イソフラボン)には抗酸化作用がありますので、悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぎます。

イソフラボン(大豆イソフラボン)の3つの作用により、動脈硬化を防ぎ心臓病や脳梗塞の予防が期待できるのです。

実際に京都大学名誉教授の家森幸男博士の疫学調査により、尿中のイソフラボン値の高い地域ほど、心臓病の発生率が低いことが明らかにされました。

4.乳がんや前立腺がんの予防

がん細胞が増殖し転移するには、がん細胞に栄養や酸素を供給する血管が必要です。このがん細胞のための血管の合成を、「血管新生」と呼びます。イソフラボン(大豆イソフラボン)はこの「血管新生」を防ぐ働きがありますので、がんの予防が期待できます。

イソフラボン(大豆イソフラボン)のがん予防に関しても、家森幸男博士は疫学調査を行い、尿中のイソフラボン値の高い地域ほど、乳がんや前立腺がんなどの性ホルモンに関するする、がんの死亡率が低いことが確認されました。

ここで注意事項があります、それは乳がんを発症した場合は、「エストロゲン」の摂取によりがん細胞が増殖することです。イソフラボン(大豆イソフラボン)の服用により乳がんが悪化するかは、研究者によって意見が分かれていますので、乳がんの患者の方や、経験した方はイソフラボン(大豆イソフラボン)は、摂取しない方がいいと思われます。

イソフラボン(大豆イソフラボン)とカプサイシン併用の育毛効果

イソフラボン(大豆イソフラボン)とカプサイシンを同時に摂取すると育毛に大きな効果があることを、名古屋市立大医学研究科の岡嶋研二教授、原田直明講師らのグループが実証しました。岡嶋教授は「一日に、小さじ二杯の唐辛子と半丁の豆腐を食べると効果が出る」としています。

髪の毛のもととなる毛母細胞は、ペプチド「IGF-1」によって分裂・増殖が盛んになる。岡嶋教授らは、カプサイシンとイソフラボンが、毛根の中のIGF-1を増加させる働きを持つことを、マウスを使った実験で突き止めました。

実際に薄毛や円形脱毛症の人31人に5ヶ月間、一日カプサイシン6ミリグラム、イソフラボン75ミリグラムを摂取してもらったところ、20人に育毛効果が認められました。実験とは別に12歳の重症円形脱毛症の少年が摂取すると、はっきりと効果が表れました。

改善が期待できる症状

脳卒中 動脈硬化 がん 骨粗しょう症 更年期 高血圧 脱毛、薄毛

イソフラボン(大豆イソフラボン)を含む食品

大豆 豆腐 味噌 納豆

イソフラボン(大豆イソフラボン)の飲み方

サプリメントでは1日30mgを目安に過剰摂取しないよう、十分注意してください。抗がん剤のタモキシフェンを服用している方は、使用しないように。

また先ほど述べたように、乳がんの患者の方や、経験した方はイソフラボン(大豆イソフラボン)は、摂取しない方がいいと思われます。


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